2008年から2021年度の北海道各地区コンクール各部門参加団体の推移

小学校の部

 

 北海道各地のコンクールには、毎年100を越える小学生バンドが参加していて、今年2021年度の北海道大会には19バンドが出場します。
 北海道吹奏楽コンクールでの小学校の部は、1983年 (昭和58年) の第28回大会(11バンド参加)から始まりました。2019年(令和元)からは「小学生の部」と名称変更となり学校単位で組織されていない小学生バンドがコンクールに参加できるようになりました。
 また、北海道大会にはこれまでに今年出場バンドを含め延べ775バンドが参加しています。
 なお、小学校の部は他の部門と異なり、編成は自由・人数制限なしとなっています。

中学校の部

 

  

 毎年 300校を越える中学校バンドがコンクールに参加していて、今年度の北海道大会には57バンド(A-17、B-16、C-24)が出場します。
 なお、小学校の部は他の部門と異なり、編成は自由・人数制限なしとなっています。
 道大会の中学校の部は1956年(昭和31)に第1回大会が6校の参加で開催され(全国大会には第1位団体が録音審査参加)ました。北海道吹奏楽連盟では1966年(昭和41)に小編成の普及のためにB編成が、1972年(昭和47)にはC編成が創設されました。
 A,B,C編成の人数制限は変遷を重ねていて、B編成は20人以内→25人以内→30人以内→35人以内、C編成は20人以内→25人以内と記憶します。A編成は全日本大会の規定により40人以内→45人以内(1974年から)→50人以内(1981年から)となっています。

高校の部

 

 毎年200校弱(近年は170校を切る)のバンドが参加して、今年度の北海道大会には42バンド(A-15、B-11、C-16)が出場します。
 高校の部は1956年(昭和31)に第1回大会が12校の参加(30人未満の人数制限)で開催されました。
 A編成は全日本大会の規定により30人以内→40人以内(1957年から)→45名以内(1964年)→40人以内(1965年から)→45名以内(1974年から)→50名以内(1981年から)→55名以内(2009年から)となっています。なお、B,C 編成の人数制限は中学校と同様です。
 高校の部に限らないのですが、どの連盟加盟バンドも年を減るに従って僅かずつ構成人数を減らしているという印象です。高校の部を見ていて特に感じます。

大学の部

 
   

 大学の部は1961年にそれまでの「一般大学の部」から独立して「大学の部」となりましたが、北海道大会への最初の参加は1963年になってからでした。1969年までの間に北海学園大学が5回出場した後、1978年の教育大学函館分校まで参加団体がありませんでした。
 A編成は全日本大会の規定により30人以内→40人以内(1957年から)→45名以内(1964年)→55名以内(1974年から)となっています。なお、B,C 編成の人数は中高より多い制限となっていましたが、2017年からB,C 編成は廃され「大学小編成の部(35名以内)」となりました。

職場一般の部

 
  

 職場の部は初期の北海道吹奏楽発展の中心的役割を長く果たしていました。1956年(昭和31)に開催の第1回大会には、8団体(室蘭地方簡易保険局・旭川市消防署・国鉄旭川工場・青函船舶鉄道管理局・国鉄室蘭駅・王子製紙苫小牧工場・東洋高圧株式会社・富士製鉄室蘭製鉄所)が出場し、全国大会に出場の富士製鐵室蘭製鐵所は全国優勝(1956年から3年連続)しました。
 職場A編成は全日本大会の規定により30人以内→ 40名以内 (1957年〜)→55名以内(1974年)→2009年には一般の部と統合して65名以内(職場・一般の部)となりましたが、現在北海道での職場のバンド活動は困難を抱えているように察します。
 一般の部の最初のコンクール参加は、1962年になってからで、学校吹奏楽部の活動が発展する形で各地に創団され、コンクール参加も活動の柱となりました。それぞれのバンドは地域文化の一端を担い、なくてはならない存在です。
 A編成は40名以内(1961年〜)→60名以内(1974年〜)→制限無し(1981年〜)→80名(2003年〜)→65名(2009年職場・一般の部〜)となっています。なお、2017年からB,C 編成は廃され「一般小編成の部(35名以内)」となりました。

2018年〜2021年度それぞれの部門別出場団体数
部門 合計 備 考
小学校 中 学 高 校 大 学 一 般 職 場
A B C A B C  A B C  A B C  A  B C
2008年度
(平成20)
102 66 103 175 56 45 92 9 9 0 15 14 18 2 0 2 708
344 193 18 47 4
2009年度
(平成21)
97 54 104 182 54 41 102 8 7 2 16 14 18 0 0 1 700
340 197 17 48 1
2010年度
(平成22)
小学校 中 学 高 校 大 学 職場
一般
A
一般 職場 合計 一般Aと職場Aが統合され「職場・一般Aの部」となる
A B C A B C A B C B C B C
97 61 92 189 55 43 94 8 6 3  18 11 21 0 0 698
342 192 17 50 0
2011年度
(平成23)
97 52 110 190 57 39 91 9 6 3 16 13 26 0 1 710
350 187 18 55 1
2012年度
(平成24)
105 61 104 185 56 39 93 8 6 3 16 13 22 0 1 712
350 188 17 51 1
2013年度
(平成25)
103 59 99 191 54 38 95 8 4 7 15 8 21 0 1 703
350 187 18 54 1
2014年度
(平成26)
106 62 97 197 50 33 106 6 6 5 19 9 22 0 0 718
356 189 17 50 0
2015年度
(平成27)
101 61 81 194 52 34 94 7 3 6 23 11 17 0 1 685
336 180 16 42 1
2016年度
(平成28)
111 63 90 195 53 35 96 6 7 3 19 13 18 0 0 709
348 189 17 50 0
2017年度
(平成29)
小学校 中学校 高校 大学
A
大学
小編成
職場
一般
職場
一般
小編成
合計 大学B・Cが「大学小編成」に、
一般B・Cと職場BCが統合され「職場・一般小編成の部」となる。
A B C A B C
54 97 201 53 36 101 5 11 27 24 716
107 352 190 16 51
2018年度
(平成30)
114 60 88 195 50 37 98 3 13  25 23 706
343 185 16 48
2019年度
(令和元)
113 65 86 189 49 29 85 2 10 24 23 675
340 163 12 47
2020年度
(令和2)
COVIT-19 感染防止のため開催中止
2021年度
(令和3)
97 47 70 203 40 28 95 2 6 8 8 604 COVIT-19 感染防止の観点から出場断念の団体あり
320 163 8 16
2021年度 各地区コンクール部門別参加団体
各地区部門別参加団体数 各地区加盟団体数
地区 小学校 中学 高校 大学 職場一般 加盟団体数
 A  B  C  A  B  C  A 小編成  A 小編成 小学校 中学校 高校 大学 職場
一般
札幌 19 13 29 56 16 9 31 1 2 4 2 182 33 104 68 11 44 260 2019(令和元)年5月現在
函館 11 3 6 26 5 1 10 1 0 1 1 65 17 45 25 2 22 111 2021(令和3)年現在
旭川 19 5 8 16 4 2 8 0 0 0 0 62 22 30 28 2 9 81(+10) 2021(令和3)年現在  * +10は地区連盟のみに加盟する団体
釧路 12 3 6 19 2 3 7 0 2 1 2 57 15 30 16 3 10 74 2021(令和3)年5月現在
北見 15 4 8 14 2 4 8 0 0 0 0 55 19 30 19 1 10 79 2019(令元)年度
帯広 7 8 4 18 3 5 6 0 1 0 0 52 11 33 18 1 8 71 2021(令和3)年現在
日胆 3 5 4 18 5 1 11 0 0 1 3 51 3 30 22 2 11 68 2021(令和3)年現在
空知 10 5 1 17 3 1 6 0 0 1 0 44 12 29 16 - 7 64 2020年度
名寄 0 0 1 7 0 0 3 0 1 0 0 12 1 10 4 1 4 20 2020(令和2)年現在
稚内 0 0 2 6 0 1 3 0 0 0 0 12 - 9 5 - 2 16 2021(令和3)年現在
留萌 1 1 1 6 0 1 2 0 0 0 0 12 1 9 5 1 3 18 2021(令和3)年現在
   97 47 70 203 40 28 95 2 6 8 8 604 北海道吹奏楽連盟加盟団体 813 2021(令和3)年5月31日現在
 320   163  8 16

2021.8.15

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